2010-06-07から1日間の記事一覧

イギリス領タンガニイカから現在へ

タンガニイカを植民地化したイギリスは、ドイツ領東アフリカ時代のコーヒー栽培を引き継ぎ、ブコバとモシ地方での栽培を続けていこうとした。1919年から1925年の間に、イギリスはブコバに1000万本ものコーヒーの苗木を移植した。さらに、ブコバ地方の伝統的…

「ドイツ領東アフリカ」時代のタンザニア

ドイツ領東アフリカでは、植民地政策としてコーヒー栽培に本格的に着手しようとした。当初、東ウサンバラでのコーヒー栽培を行ったが、雨が多すぎる気候のため収穫量が少なく、また現地人の労働に対する意識がドイツ人の想定したものとかけ離れていたことも…

東アフリカへの導入

東アフリカの本格的な探索は、バートン卿とスピークの時代、1800年代中頃になって始まったものである。それ以前は、東アフリカの海岸部のみがヨーロッパ人の知りうる「東アフリカ」であった。 はじめて東アフリカに到達したヨーロッパ人は、かのポルトガル人…

東アフリカのコーヒーの歴史と品種(1)

#「変わり種の品種」はお休み。 #今回は東アフリカ編その1として、東アフリカへの導入と、タンザニアコーヒー「キリマンジャロ」の歴史のお話。 現在、東アフリカ*1のコーヒー産地としては、ケニアやタンザニアが最も有名である。この地域には、元々アラ…