Q.どうやって感染するの?(感染経路は?)

A. コーヒーさび病菌の胞子(夏胞子)が風に乗って、葉の裏側に付着(空気感染)することで感染します。


感染したコーヒーノキが発病すると、葉の裏側に新しいコーヒーさび病菌の胞子が大量にできます。これが風にのって飛散し、また雨と一緒に農園に降り注ぐことで、コーヒーノキの葉に付着して感染します。胞子の飛散距離はきわめて長く、偏西風や貿易風に乗って大陸間で伝わることも可能だと言われるほどです。1868年のスリランカでの発生には東アフリカから、1970年のブラジルでの発生には西アフリカから、それぞれインド洋、大西洋を超えてきたという説があります。また、さび病に感染して落ちた葉や地面などからも胞子が飛散して、感染すると言われています。