『田口護のスペシャルティコーヒー大全』紹介(2)

田口護の珈琲大全

スペシャルティコーヒー大全』は、2003年に同じくNHK出版から出た『珈琲大全』の続編(?)という位置づけにあたるそうです。

田口氏のコーヒー本には、柴田書店から出た『自家焙煎技術講座』や『コーヒー味わいの「こつ」』など多くの名著がありますが、『珈琲大全』はその集大成とも言うべき、非常に内容が濃い一冊です。一般のコーヒー愛好家からプロのコーヒー業界人にまで、幅広く愛読されています。その評判は国内のみに留まらず、近年、コーヒーの消費が急拡大している中国でも、自家焙煎を始めようとする人たちの間で口コミで広まり、しまいにはあまりの要望の多さに、中国語版まで出版されたという本です。


右は『珈琲大全』の表紙写真です。

上で紹介した『スペシャルティコーヒー大全』の表紙と見比べてみて下さい。スペシャルティコーヒーの方は上半分が生豆の写真です。スペシャルティコーヒーでは「生豆の持つ個性」が重要視されることを意識した表紙でしょうかね?