EFSAによる食品のヒト健康リスクベネフィット解析ガイドライン

畝山先生経由
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20100713#p4


「ようやく、こういう時代が来たか…」としみじみ思う。そこから、さらに進んで、(1)トータルリスクの評価、(2)摂取する者に応じた「場合分け」のリスク評価、(3)摂取量の上限の目安、といったところまで、進んでいって欲しいけど、その頃には僕はもう、(運が良くて)頭の固い爺さんになってるかもなぁ。


コーヒーでは特に、近年ベネフィット面についての報告が形になってきてることもあり、個人的には一種のモデルケースになるんじゃないかとすら思ってます……食品よりは嗜好品寄りなので、どこまでモデルになるかは判らないけど。


まぁ現在までに出てる知見をまとめて予想される結論を先に言うと

  1. 疾患発生リスクでトータルに判断すると、ベネフィットの方が若干は大きいだろう
  2. 個人レベルで見れば、疾患予防が期待できる、とまで言えるほど大きな効果にはならないような…
  3. マスレベルでは、中程度(=適量)の飲用が普及する、というラインが、国民健康(ひいては医療費削減*1等)への効果では最尤になる

ってあたりで落ち着くんじゃなかろうか、と思ってますが。

*1:ただし、ぶっちゃけて言うと「国としてはみんなにあまり長生きしてもらわない方が、医療費的には助かる」という面もあるわけで。そういう人道的にどうか、という考えはもちろん除外した上での考えです。