「カフェイン禁断症状」

/.本家経由で知ったのだけど、CNNニュースで「カフェイン禁断症状」が取り上げられた模様。
http://edition.cnn.com/2009/HEALTH/04/06/hm.caffeine.withdrawal/index.html

内容的には目新しい内容はほとんどなかったりする。まぁ専門家からのコメントも"dependent"と"addiction"とのニュアンスの差に触れる点などでは、割と慎重に論じてる印象はありますけどね。ただまぁ相変わらず、流産リスクを「200mg」と言いきっちゃうあたりは、何とかならんものか。それにまぁ、カフェインならパーキンソン病のリスク低下や、(個人的にはカフェインかどうか疑ってるが)糖尿病リスク低下あたりの「有益」面についても述べる方がバランスは取れるんだが。

実際のところ、多くの人にとってはほとんど問題にはならないにせよ、カフェインが向かない人がいるというのも事実なので、日本でももう少しカフェインレス「も」評価されるようにならなくちゃいかん、と思う。

現在、日本で出回ってるのはネスレのインスタントみたいに海外に工場を持ってるところか、あるいは自家焙煎店なんかだとカフェインレスの生豆を入手するのには、一旦ドイツで脱カフェイン処理したものを買って(結構高くつくらしい)煎ってるという話も聞いたことがある。そこまで難しい工程ではないので、国内でやるところが出てきてもおかしくはないと思うのだけど……いかんせん国内での需要がない、というのが厳しいのかなぁ。

まぁ一方では、育種レベルでの低カフェイン品種の開発について、特に遺伝子研究レベルだと、芦原先生とか佐野先生あたりの日本人研究者が世界を引っ張ってるわけですけどね。UCCが今栽培してるというCGAコーヒー豆なんかも、芦原先生の基礎研究が貢献してる部分が大きいし。うまく行けば2010年には市場に出すと言ってますが…うまく行ってるといいなぁ ^^

#つってもUCCも社長が変わったことだし、この辺りの事業も従来路線のままで進めていくのか、気になるところです。